エゾエンゴサク - 蝦夷延胡策 PART2

Corydalis fumariifolia Maxim. subsp. azurea Lidén et Zetterlund

エゾエンゴサク白花

そして白花もそこそこ見つかります

Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Sapporo City in Early May, 2010

エゾエンゴサク白花

ヒトの目にはかなり目立って見える白花ですが訪花昆虫にとっては?

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in Early May, 2010

エゾエンゴサク花色変異

花弁と距で色が違うものも見られます

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Horokanai Town in Late May, 2012

エゾエンゴサク花色変異

いったいどういった要因で花色が変わるんだべか?

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid May, 2013

エゾエンゴサク細葉タイプ

葉が細い型も時折見かけます…背後は蕾のオオバナノエンレイソウ

Canon EOS5D + EF10omm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid May, 2013

エゾエンゴサク生育環境

無機質な印象の森が一気に華やかに

Canon EOS Kiss Digital + EF24-105mm F4L IS USM
Sapporo City in Early May, 2007

エゾエンゴサク群落

全道各地に群落がありますよ

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Monbetsu City in Early May, 2010

エゾエンゴサク群落

エンゴサク・ブルーの絨毯は壮観です

Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Wakkanai City in Early May, 2012

エゾエンゴサク生育環境

農耕地周辺でも数多く見かけます

Canon EOS7D + EF50mm F1.4 USM
Toyotomi Town in Early May, 2013

エゾエンゴサク群落

自家不和合性…つまり自家生殖で種子を生産しないのです

Canon EOS5D + EF20mm F2.8 USM
Horokanai Town in Late May, 2012

エゾエンゴサク&アカマルハナバチ女王

なので受粉は昆虫頼み…特にマルハナバチ様々です

Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM
Asahikawa City in Late April, 2012

エゾエンゴサク群落

よって大きな群落を作りより多くのマルハナバチを招き入れます

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Horokanai Town in Late May, 2012

蝦夷延胡策 - エゾエンゴサク

- ケシ科 キケマン属 -

まだ枯葉ばかりの北の大地で一際目立つブルーの絨毯が、
一気に春の装いへと変えてくれる…最も大好きな花です。

・・・・・・ 番外編 ・・・・・・
エゾコマルハナバチ

エゾエンゴサクとは切っても切れない、
受粉をしてくれるマルハナバチの仲間達。
長い冬眠から覚めた空腹の女王蜂達は、
真っ先に延胡策の蜜を吸いに訪れます。
左は、エゾコマルハナバチ。

かなり接近してカメラを構えても、
一心不乱に蜜を吸っています。
ヒトに構っている余裕はなさそう。
右は、ニセハイイロマルハナバチ。

ニセハイイロマルハナバチ
アカマルハナバチ

蜜を吸っては一休み…を繰り返しながら、
女王蜂はたった独りで、巣を作り始めます。
盛夏の頃には、大家族になっているでしょう。
こちらは花粉団子付きの、アカマルハナバチ。

そんなマルハナバチ達のおかげで、
延胡策は実を結ぶことができます。
たまに(結構?)盗蜜されたりもしますが。

徐々に茶色に熟していきます
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