Last updated on January 22, 2016
Artemisia furcata M.Bieb.
地味だけれど日本国内では大雪山系でしか見られないエゾハハコヨモギ
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Taisetsu - Akadake in Mid August, 2009
地味な姿なのは昆虫にアピールする必要のない風媒花だからと思われ
Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Mt. Taisetsu - Midoridake in Mid July, 2012
根出葉には長い柄があり2回掌状に全裂します
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Taisetsu - Akadake in Mid August, 2009
群生するとかなりの存在感が…背後は大雪山系白雲岳
Canon EOS5D + EF20mm F2.8 USM
Mt. Taisetsu - Midoridake in Mid July, 2012
北海道RDB(2001) 希少種(R)
【 参考文献 】
清水建美編著 (2014)『増補改訂新版 高山に咲く花』門田裕一監修, p.427, 山と渓谷社.
梅沢俊 (2006)「北海道・草花の風景13 高山に咲くヨモギの仲間」faura 14, pp.44-47, ナチュラリー.
梅沢俊 (2009)『新版 北海道の高山植物』p.17, 北海道新聞社.
“花”と言うのがはばかられるような姿ですが、白く輝くような葉は明媚。
そして何より、風衝地一面に出現する「ニョロニョロ」は壮観な眺め!
ただしほとんど花をつけない年も多く、出会えるかは運次第でしょうか。
地味な存在ですが、国内では大雪山系のみ分布し緑岳周辺に多い印象。
世界的に見ると、中央アジアから北太平洋地域にも分布するようですが、
葉の終裂片が太く花が大きくまばらにつくので日本固有変種とする見解も。
似ているサマニヨモギは頭花が明らかに大きく葉は2〜3回羽状深裂です。