Last updated on December 15, 2015
Lilium pensylvanicum Ker Gawl.
夏の海岸草原では主役格のエゾスカシユリ
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Ishikari City in Late June, 2011
遠目からもバッチリそれとわかる鮮やかな花色
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ishikari City in Late June, 2011
海辺だけではなく山の上でも見られますよ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Early June, 2015
蕾に毛が生えているのが“エゾ”の付かないスカシユリとの大きな違い
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Early June, 2015
径10cmほどの豪快な花…花被片の褐色斑は蜜標なのだろうか
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Mashike Town in Mid June, 2010
花弁の隙間から背景が透けて見えるから“透かし百合”
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Ishikari City in Late June, 2011
概ね上を向いて咲いています
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ishikari City in Late June, 2011
花数は1個だけのものもあれば多数ひしめき合ってつくものも
Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Ishikari City in Late June, 2015
山地で見られるものは背丈がめんこいサイズになります
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Early June, 2015
葉は線形に近い被針形で10cm以下とのこと
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Early June, 2015
夏鳥達にはちょうど良いソングポストになっています…これはノビタキ♂
Canon EOS20D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Ishikari City in Late June, 2011
海でも山でも夏の強い陽射しが大変良く似合う花です
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ishikari City in Late June, 2011
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.46, 山と渓谷社.
林一彦 (2004)「ユリ属植物の多様な花の色と系統関係」,『花の自然史 - 美しさの進化学』大原雅編, pp.17-26, 北海道大学図書刊行会.
林一彦・河野昭一 (2004)「エゾスカシユリ(ユリ科)」,『植物生活史図鑑III 夏の植物No.1』河野昭一監修, pp.1-8, 北海道大学図書刊行会.
Hinoma, A. 2007. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN. [ http://www.hinoma.com/maps/plants/m5626pa.gif ] (accessed December 14, 2015).
梅沢俊 (2009)『新版 北海道の高山植物』p.295, 北海道新聞社.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.80, 北海道大学出版会.
初夏を迎えた北海道において、決して欠かすことのできない存在です。
全道各地で見ることができますが、やはり道東や道北が本場という印象。
ゼンテイカやハマナスなどと共に海岸草原を鮮やかに彩る一員ですが、
山地の岩場で低い背丈に変身した姿を見るのもなかなか趣きがあります。
ちなみに…エゾスカシユリの花被片には紫外線吸収反応があるらしく、
紫外領域を認識できるハチやチョウにはこの花が黒く見えるようです。