Last updated on March 12, 2016

ハチジョウナ - 八丈菜

Sonchus brachyotus DC.

ハチジョウナ生育環境

大抵は海沿いで多く見られるハチジョウナ

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Otaru City in September, 2012

ハチジョウナ全体像

草丈は高いもので1mほどになります

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Otaru City in September, 2014

ハチジョウナ全体像

環境によっては20cmに満たない草丈のものも

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Lake Saroma - Kitami City in September, 2013

ハチジョウナ花拡大

まるでタンポポ属のような頭花は舌状花のみで構成され径は4cm弱ほど

Canon EOS7D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Otaru City in September, 2012

ハチジョウナ花側面

総苞には綿毛が密生し総苞片は4〜5列

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Otaru City in September, 2014

ハチジョウナ全体像

葉は互生し長楕円形の鈍頭で欠刻状の歯牙があります

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Otaru City in September, 2015

ハチジョウナ葉

葉の基部はささやかに茎を抱きます

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Otaru City in September, 2014

ハチジョウナ果実

果実の冠毛は見事の一言…まるで耳かきに付いているフワフワの梵天みたい!

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Otaru City in September, 2014

ハチジョウナ果実

果実は痩果でタンポポ属のような種子と冠毛を結ぶ柄(くちばしと言うらしい)はありません

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Otaru City in September, 2015

ハチジョウナ群生

地下茎を長く伸ばしてある程度群生するようです

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Otaru City in September, 2012

ハチジョウナ生育環境

秋が本番を迎える頃の誰もいない海にて

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Otaru City in September, 2012

八丈菜 - ハチジョウナ

- キク科 ノゲシ属 -

主に海岸沿いに分布していますが、北海道では内陸部で見られることもあるようです。
頭花を見るとタンポポ属のようですが、ノゲシ属です…と言われると確かにそうかも。
何と言っても果実の冠毛がまるで耳かきの梵天のようにモフモフな球状になるのが特徴。
実際に触れてもモフモフ感を体感できますので、見かけた際にはぜひ満喫してください。

【 参考文献 】

畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.613, 山と渓谷社.

Hinoma, A. 2001. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m9913.gif ] (accessed March 11, 2016).

梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.32, 北海道大学出版会.

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