Last updated on January 31, 2016
Streptopus streptopoides (Ledeb.) Frye et Rigg subsp. streptopoides
和名の通りタケシマランより小型のヒメタケシマラン
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
標高がやや高い場所に多い印象
Canon EOS7D + EF50mm F1.4 USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
花は葉腋からぶら下がる柄の先にこっそりついています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
花柄にはオオバタケシマランのように折れ曲がる関節はありません
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Tokushunbetsu in June, 2015
基部に紫斑のある花被片が6枚&雄しべ6本
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
花被片は若干反り返ります
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
葉は卵形で茎を抱きません
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
果実は液果で赤く目立ちます…鳥散布でしょうか
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Taisetsu - Akadake in August, 2014
地下茎が伸びて群生することが多いようです
Canon EOS7D + EF50mm F1.4 USM
Mt. Soranumadake in June, 2014
【 参考文献 】
Hinoma, A. 2006. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m5700pa.gif ] (accessed January 29, 2016).
清水建美編著 (2014)『増補改訂新版 高山に咲く花』門田裕一監修, pp.26-27, 山と渓谷社.
梅沢俊 (2009)『新版 北海道の高山植物』p.298, 北海道新聞社.
北海道で主に見られるタケシマラン属はオオバタケシマランと、このヒメタケシマラン。
低標高でオオバタケシマラン、高標高ではヒメタケシマランと住み分けている印象ですね。
タケシマランも分布するようですが、情報が少なく渡島半島に多いんだべか?程度の認識。
オオバタケシマランと違い葉は茎を抱かず、花柄は折れ曲がらず花が自然にぶら下がります。
さらに全体が小型であるなど相違点は明瞭なので、同定するには困らないのではないかと。
葉縁に毛があるもの(結構多く見られる印象)をエゾタケシマランとする見解もあるようです。