Last updated on January 14, 2016
Amitostigma kinoshitae (Makino) Schltr.
北海道では高層湿原が主な産地のコアニチドリ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Late June, 2015
すらっと伸びた茎の下部には葉が概ね一枚
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Mid July, 2014
唇弁は3裂し基部近くに濃い斑というか線が入っています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Late June, 2015
唇弁の斑には花それぞれの個性が僅かながら感じ取れますよ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Mid July, 2014
丸っこい距が花の後ろにこっそり伸びています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Mid July, 2014
葉は線状披針形で茎を抱いています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Iburi District in Mid July, 2014
環境省RL(2015) 絶滅危惧II類(VU)
北海道RDB(2001) 絶滅危急種(Vu)
【 参考文献 】
秋田県北秋田郡上小阿仁村 (2009)「コアニチドリと天然秋田杉の里」[ http://www.vill.kamikoani.akita.jp/forms/info/info.aspx?info_id=9590 ] (参照2016-01-13).
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 山に咲く花』門田裕一監修, p.124, 山と渓谷社.
Hinoma, A. 2005. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN. [ http://www.hinoma.com/maps/plants/m5831.gif ] (accessed January 12, 2016).
五十嵐博 (2009)「コラム③ コアニチドリ」北方山草 26, p.130, 北方山草会.
辻井達一・橘ヒサ子編著 (2009)『北海道の湿原と植物』p.28, 北海道大学出版会.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.287, 北海道大学出版会.
遊川知久 (2015)『レッドデータプランツ 増補改訂新版』矢原徹一ほか監修, p.505, 山と渓谷社.
小阿仁(コアニ)とは秋田県の上小阿仁村に由来するらしく、村の花にも指定されています。
本州では日本海側の多雪地に分布するようですが、北海道では雪より高層湿原を好む様子。
高さは20cmあるかないかで他の植物に埋もれがちですが、一度見つけるとあちこちに。
花が終わる頃、花序先端に“むかご”ができ落下して発芽するという面白い特徴があります。