Last updated on November 18, 2015
Gastrodia elata Blume
見かける機会は比較的多いオニノヤガラ
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in Early July, 2009
蕾の頃はまるで茶色いアスパラのよう
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Late June, 2014
徐々に蕾が開き始めます
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Early July, 2015
花を咲かせながらさらに背丈が伸びます
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid July, 2014
花は萼片と側花弁が合着して筒状になっています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid July, 2014
葉は鱗片状でささやかについています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid July, 2014
下部の花から順に果実へ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid July, 2014
果実は蒴果で微細な種子を風散布するのはラン科の特徴
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in Mid July, 2014
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.59, 山と渓谷社.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.377, 北海道大学出版会.
遊川知久 (2015)『日本のランハンドブック1 低地・低山編』p.70, 文一総合出版.
いやはや何とも奇妙で不思議な姿形をしているオニノヤガラですが、
いわゆる腐生ランの中では見かける機会が最も多いかもしれません。
見た通り、葉緑体を持っていないらしい…つまり光合成をしません。
ということは、自分で必要な栄養分を生産することができませんね。
生きるためにどのような方法で栄養分を獲得しているのかというと、
菌類から栄養分をお裾分けしてもらっている(失敬している)らしい。
ツチアケビと同じくナラタケ菌と共生(寄生か?)しているとのこと。