Last updated on April 19, 2016
Linnaea borealis L.
和名に“草”がついているが実は常緑小低木のリンネソウ
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Shokanbetsudake in July, 2009
花は2輪が対になって咲くので蕾も2つ…別名メオトバナ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Taisetsu - Akadake in July, 2013
花冠は長さ1cmほどで漏斗状
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Shokanbetsudake in July, 2009
花冠の内側は紅色を帯び長い毛があります
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Shokanbetsudake in July, 2009
高さは5cm程度でしょうか…花序には腺毛が多数
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Mt. Shokanbetsudake in July, 2009
葉は対生し質が厚く1cmほどの卵形〜倒卵円形で茎は地面を這います
Canon EOS M + EF-M22mm F2 STM
Mt. Taisetsu - Akadake in August, 2015
結実は稀なようで主に栄養繁殖により増えているとのこと
Canon EOS M + EF-M22mm F2 STM
Mt. Taisetsu - Akadake in August, 2015
【 参考文献 】
Hinoma, A. 2001. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN. [ http://www.hinoma.com/maps/plants/m9141.gif ] (accessed April 18, 2016).
清水建美編著 (2014)『増補改訂新版 高山に咲く花』門田裕一監修, pp.362-363, 山と渓谷社.
東京大学農学生命科学図書館 (2011)「Carl von Linne」(貴重書・コレクション) [ http://www.lib.a.u-tokyo.ac.jp/tenji/125/35_36_37.html ] (参照2016-04-18).
梅沢俊 (2009)『新版 北海道の高山植物』p.49, 北海道新聞社.
リンネソウという和名を初めて聞いた時、“輪廻”草だと思った方は相当数いるのでは?
そう言う自分も最初は“輪廻”草だと思っていまして…片仮名だと勘違いしてしまいますね。
植物分類学の父と言われるカール・フォン・リンネさんがこの植物を愛好していたらしく、
彼の功績を讃えリンネソウ属に Linnaea が用いられ、和名もそれに因んでいるようです。
リンネソウ属はリンネソウのみで構成され、リンネソウ科として独立させる見解もあります。