Last updated on February 9, 2016

シラヤマギク - 白山菊

Aster scaber Thunb.

シラヤマギク全体像

北海道では南に行くほど多い印象を受けるシラヤマギク

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Urakawa Town in August, 2015

シラヤマギク全体像

草丈は大きいもので1m強ほど

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Niikappu Town in August, 2014

シラヤマギク花拡大

頭花は散房状に多数つきます

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in September, 2013

シラヤマギク花拡大

筒状花の周りを舌状花が囲みますが枚数が少ないので寂しい印象

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in September, 2015

シラヤマギク葉

葉柄には翼があり触るとざらざらしています

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in September, 2013

シラヤマギク全体像

葉は下部になるほど大きくなり目立ちます

Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Shiraoi Town in September, 2012

シラヤマギク全体像

この花が見られる頃には秋が本番を迎えます

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Shiraoi Town in September, 2013

白山菊 - シラヤマギク

- キク科 シオン属 -

脱兎のごとく過ぎ去る北国の夏を惜しむ心を代弁するように、寂しげな姿で初秋の森に佇んでいます。
頭花は小さく舌状花の数も少なめで、下部の葉ほど大きくなり翼のある長い柄を持つことが特徴です。
シラヤマギク(白山菊)の「白山」は、北陸地方の名峰白山(はくさん・2702m)を想像させますが、
単純に「白い花を咲かせ山で咲く菊」という意味合いだそうで…何とも平凡極まりない和名ですね。
北海道では南へ行くほど多く見られ、太平洋側から渡島半島では秋の林床に欠かせない花の一つです。

【 参考文献 】

畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.544, 山と渓谷社.

Hinoma, A. 2001. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m9466.gif ] (accessed February 9, 2016).

いがりまさし (2007)『日本の野菊』p.154, 山と渓谷社.

高橋勝雄 (2004)『山渓名前図鑑 野草の名前 秋冬』p.169, 山と渓谷社.

梅沢俊 (2004)「北海道・草花の風景5 野生ギクの仲間」faura 5, pp.53-56, ナチュラリー.

梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.90, 北海道大学出版会.

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