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Cremastra unguiculata (Finet) Finet
北海道では札幌周辺でよく見られるトケンラン
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ebetsu City in June, 2010
雪が消えると現れる杜鵑(ホトトギス)のような斑がある越冬葉
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Eniwa City in April, 2015
蕾の頃はあまり目立ちませんね
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in June, 2012
花が咲き始めると俄然存在感が増します
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ebetsu City in June, 2010
萼片と側花弁に点在する紫斑が目立ちます
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in June, 2009
まるで蝶ネクタイのような花…唇弁基部に側片があります
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in June, 2009
唇弁の紫斑は個体差があります
Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in June, 2009
花茎が多少曲がっても花を咲かせていました
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Ebetsu City in June, 2010
葉は花後枯れて秋に新葉を出しそのまま越冬します
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in November, 2009
環境省RL(2015) 絶滅危惧II類(VU)
【 参考文献 】
五十嵐博 (2009)「トケンランの北海道分布」北方山草 26, pp.77-79, 北方山草会.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.379, 北海道大学出版会.
矢原徹一ほか (2015)『レッドデータプランツ 増補改訂新版』p.717, 山と渓谷社.
自分がよく行く森では、多くはありませんが普通に見かけるランなので、
普通種的な感覚でいつも見ていました…そうそう、コケイランのように。
ところが…バイブル的存在の梅沢俊著『新北海道の花』を何気なく見ると、
分布が「北海道(石狩地方)、本州、四国」…え?石狩地方だけだったのか!
ちなみに石狩地方というのは、札幌市とその周辺を含む行政区画のこと。
思い返してみると道東や道北など、札幌周辺以外では確かに見かけません。
まさに自分の常識は他人の非常識ですな。あれ?ちょっと喩えが違うか。