Last updated on December 12, 2015

ヒオウギアヤメ - 檜扇菖蒲

Iris setosa Pall. ex Link

ヒオウギアヤメ全体像

湿原や原生花園で多く見られるヒオウギアヤメ

Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Shinsennuma Mire in July, 2009

ヒオウギアヤメ全体像

全道的に見られますが東や北に行くほど多い印象

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Hamatonbetsu Town in July, 2012

ヒオウギアヤメ花拡大

アヤメに比べ内花被が著しく小さくまるで針のよう

Canon EOS20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Shinsennuma Mire in July, 2009

ヒオウギアヤメ近影

花茎が分柄することも大きな特徴

Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Shinsennuma Mire in July, 2010

ヒオウギアヤメ群生

アヤメより全体的に大きく感じます

Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM
Hamatonbetsu Town in July, 2012

ヒオウギアヤメ近影

文仁親王妃紀子さまのお印としても有名

Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Hamatonbetsu Town in July, 2012

ヒオウギアヤメ生育環境

水辺を好みますがカキツバタほどではない印象

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Hamatonbetsu Town in July, 2012

檜扇菖蒲 - ヒオウギアヤメ


- アヤメ科 アヤメ属 -

アヤメと似ていますが全体的に大きく、遠目ではわからないほど小さい内花被が特徴。
高山の湿原から海岸の原生花園まで見られ、東や北へ行くほど低地で多くなる印象が。
水に浸かるような環境が好きなカキツバタに比べると、もう少し陸上でも見かけます。
ちなみにヒオウギ(檜扇)とは“お雛様が持っている扇子”と言えばわかりやすいでしょうか。
根際から出る葉の様子がこの檜扇と似ていることからヒオウギアヤメとなったとのこと。
なお、北海道で見られるアヤメ属4種の見分け方は、アヤメのページをご参照下さい。

【 参考文献 】

畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 山に咲く花』門田裕一監修, pp.132-133, 山と渓谷社.

ひな祭り文化普及協會「楽しむ・学ぶ - 雛壇ストーリー」[ http://hina-matsuri.jp/lern_story01.html ] (参照2015-12-12).

Hinoma, A. 2001. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m5822.gif ] (accessed December 12, 2015).

宮内庁「秋篠宮家」[ http://www.kunaicho.go.jp/about/history/history03.html ] (参照2015−12−12).

清水建美編著 (2014)『増補改訂新版 高山に咲く花』門田裕一監修, pp.44-45, 山と渓谷社.

高橋勝雄 (2007)『山渓名前図鑑 野草の名前 夏』p.260, 山と渓谷社.

辻井達一・橘ヒサ子編著 (2009)『北海道の湿原と植物』p.35, 北海道大学出版会.

梅沢俊 (2008)『北海道 初夏の花 絵とき検索表』p.52, エコ・ネットワーク.

梅沢俊 (2009)『新版 北海道の高山植物』p.286, 北海道新聞社.

梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.336, 北海道大学出版会.

GO TO HOME