Last updated on February 17, 2016
Eupatorium makinoi T.Kawahara et Yahara
林縁や林道脇などで普通に見られるヒヨドリバナ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in August, 2013
短い柄があり対生する葉が特徴です
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Oiwake - Abira Town in August, 2014
頭花は散房状に多数咲きます
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in September, 2012
頭花は筒状花のみで2つに裂けた雌しべの先端が飛び出します
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in September, 2012
花色は白が多い傾向…訪花しているのはヒョウモンチョウかと思われ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in August, 2013
こちらはおなじみコチャバネセセリ…褐色がやや強い印象の個体でした
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in July, 2013
チョウの訪花はかなり多い印象…これはオオウラギンスジヒョウモンではないかと
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Shiraoi Town in August, 2013
まるで帰化植物のように群生していますよ
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Shiraoi Town in September, 2012
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 山に咲く花』門田裕一監修, p.542, 山と渓谷社.
Hinoma, A. 2001. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m9686pa.gif ] (accessed February 17, 2016).
堀繁久・櫻井正俊 (2015)『北海道の蝶と蛾』p.60, 北海道新聞社.
村田源・小山博滋 (1982)「日本産ヒヨドリバナ属の再検討」植物分類・地理 33, pp.282-301, 日本植物分類学会.
日本チョウ類保全協会編 (2012)『フィールドガイド 日本のチョウ』pp.195-197, 誠文堂新光社.
高橋勝雄 (2004)『山渓名前図鑑 野草の名前 秋・冬』pp.264-265, 山と渓谷社.
梅沢俊 (2001)『北海道 夏〜秋の花 絵とき検索表III』p.21, エコ・ネットワーク.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.217, 北海道大学出版会.
北国の盛夏が瞬く間に過ぎ去り、秋の気配が漂い始める頃…林縁や道端で白い花序が目立ち始めます。
北海道から九州まで自生するようですが、ここ北海道ではヨツバヒヨドリを見かける方が多い印象。
短い柄のある葉が対生しますが、サワヒヨドリなどと雑種も作るので分類が難しい種かもしれません。
和名の由来についてはヒヨドリが鳴く頃に咲き始めるのでヒヨドリバナと呼ばれる説が一般的ですが、
乾かした花殻を火熾しの材料にしたので“火取花(ヒトリバナ)”からヒヨドリバナとなった説もあります。