Last updated on February 19, 2016
Stachys aspera Michx. var. hispidula Michx.
湿った環境で見かけることが多いイヌゴマ
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in Mid August, 2013
花は輪生状に数段つきます
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in Late July, 2013
花冠は2唇形で下唇は3裂して濃い斑があります
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in Mid August, 2013
花色は薄紅色から白に近いものまで様々
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in Late July, 2013
葉は被針形で対生しています
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in Early July, 2014
茎は断面が四角く下向きの刺毛を標準装備
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in Early July, 2014
高さは概ね50〜70cmほどでしょうか…笹に駆逐されそう
Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Erimo Town in Early August, 2012
これは高さ10cmほどで一瞬クルマバナと思いましたがイヌゴマでした
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in Mid August, 2013
刺毛に加え開出毛が多いものは変種エゾイヌゴマ( var. baicalensis )
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in Mid August, 2013
エゾイヌゴマは葉や萼にも開出毛がたくさん
Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in Mid August, 2013
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.457, 山と渓谷社.
Hinoma, A. 2006. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m8778pa.gif ] (accessed February 17, 2016).
高橋勝雄 (2007)『山渓名前図鑑 野草の名前 夏』p.27, 山と渓谷社.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.234, 北海道大学出版会.
湿地や、それに準ずる湿った環境に多く生育し、北海道では満遍なく全道に分布しているようです。
全体像や果実の様子がゴマに似ているが食用にならず役に立たないことから「イヌ」を冠しますが、
ここで言うイヌは犬ではなく“異な”などの意味とのこと。犬は古来より人の役に立っていますよね。
イヌゴマは茎に刺毛を持つことが特徴で、開出毛も加わるタイプは変種エゾイヌゴマとされます。
クルマバナと似ていますが、花の大きさは明らかにイヌゴマの方が大きく、全体の貫禄もあります。