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Anaphalis margaritacea (L.) Benth. et Hook.f. subsp. yedoensis (Franch. et Sav.) Kitam.
ヤマハハコより葉が細いが中間型も見られるカワラハハコ
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Biei Town in Late September, 2009
花はヤマハハコと何ら変わらない印象…白い花弁に見えるものは総苞片
Canon EOS5D + EF24-105mm F4L IS USM
Biei Town in Late September, 2009
カワラハハコ−ヨモギ群団という植生区分で使われます
Canon EOS5D + EF24-105mm F4L IS USM
Biei Tonw in Late September, 2009
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, pp.556-557, 山と渓谷社.
谷口弘一・三上日出夫 (2005)『北海道の野の花』p.433, 北海道新聞社.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.86, 北海道大学出版会.
ヤマハハコに比べ葉が細いことが特徴です…が、本当に別亜種なのだろうか?
という疑念を以前から抱いていましたが、最近大変面白いお話を伺いました。
「札幌市西部産のカワラハハコの越冬芽を採取し、畑で栽培してみた結果、
まるでヤマハハコのような葉の幅を持つカワラハハコ(?)が生育した」とか。
もちろん逆は真ならずで「全てがそのように育つかどうかは不明だけれど、
少なくとも葉の幅が環境により変化する場合があることは確か」なようです。
いずれにせよ、全体が白っぽくスラッと伸びる姿はとても目を惹きつける存在。
雪が降るような季節にドライフラワーのような姿を見かけることもあります。