Last updated on December 12, 2015
Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto
園芸種ハナショウブはこのノハナショウブの内花被片が大きくなったもの
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Lake Saroma - Saroma Town in July, 2010
全草有毒らしい…これはアヤメ属共通の特徴
Canon EOS7D + EF300mm F4L IS USM + EF1.4xII
Kuromatsunai Town in July, 2012
赤みが強い花色はとても鮮やか
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Kuromatsunai Town in July, 2012
外花被片には濃い黄色の斑があります
Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Lake Saroma - Saroma Town in July, 2010
海岸の原生花園では群生も見られます
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Lake Choubushi in July, 2011
北海道では湿った環境であれば満遍なく各地に分布するようです
Canon EOS5D + EF200mm F2.8L II USM
Kuromatsunai Town in July, 2012
【 参考文献 】
畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 山に咲く花』門田裕一監修, pp.134-135, 山と渓谷社.
Hinoma, A. 2007. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m5798pa.gif ] (accessed Dcember 12, 2015).
辻井達一・橘ヒサ子編著 (2009)『北海道の湿原と植物』p.35, 北海道大学出版会.
植松黎 (2013)『毒草を食べてみた』pp.162-165, 文春新書.
梅沢俊 (2008)『北海道 初夏の花 絵とき検索表』p.52, エコ・ネットワーク.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.337, 北海道大学出版会.
園芸種として有名なハナショウブは、このノハナショウブを元に作り出されたとのこと。
夏の深緑で鮮やかに目立つ、赤みが強く濃い花色は最もわかりやすい特徴かもしれません。
実は有毒…というのはアヤメ属共通の特徴で、そのせいかエゾシカの食害を免れています。
カキツバタほどではありませんが湿った環境を好み、北海道では出会う機会の多い花です。
なお、北海道に自生するアヤメ属4種の見分け方は、アヤメのページをご覧ください。